川崎市、横浜市のネズミ駆除・ゴキブリ駆除は川崎新栄環境サービスへ、建築物ネズミ昆虫等防除業登録 駆除業者、神奈川県ペストコントロール協会会員

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ゴキブリ生態

チャバネゴキブリ

体長は15mm程の小型種、体はつやのある黄褐色です。胸部に2本の太くて黒い帯があります。
乾燥には強いのですが、寒さに比較的弱く、人家よりビルなどの24時間温度の安定した場所を好みます。
卵は卵鞘の中に収められていて、雌成虫は卵鞘を産み出しても体から離さず、孵化直前に体から離します。
通常1つの卵鞘から30~40匹が孵化します。
卵期間は21~28日、幼虫期間は平均して約60日、屋内の冷蔵庫の裏や食器棚内で活発に繁殖します。

チャバネゴキブリ

チャバネゴキブリ

クロゴキブリ

体長は30mm程の大型種、体はつやのある黒褐色で飛ぶことができます。
チャバネゴキブリと並んでよく見かけられます。
チャバネと比べ野外活動性が高く、屋内外の両方に住みます。
卵は卵鞘を基物に唾液で人目につかない物陰の木材のくぼみなどにはりつけます。1つの卵鞘から22~26匹が孵化します。
産卵後にすぐ卵鞘を離すので産卵頻度は高いです。
7~8月には平均3~5日おきに産卵し、幼虫期間は約240日です。

クロゴキブリ

クロゴキブリ

ワモンゴキブリ

体長は40mm程の大型種で、体の色は明るく、胸には黄色い輪の模様があることからその名があります。
水周りなどの湿潤した場所を好み、下水枡や排水口にひそんで夜間、台所などに現れます。
性質は極めて活発でよく飛びます。卵は卵鞘を板や木材等の隠れ場所の面やくぼみに産みつけます。
1つの卵鞘から12~16匹が孵化します。幼虫期間は134~1031日、成虫の寿命は69~1693日と大きなばらつきがあります。

ワモンゴキブリ

ワモンゴキブリ

ゴキブリの駆除法

ゴキブリの駆除は一般家庭から飲食店・ホテル・病院・学校施設など幅広いステージで実施されていますが、市販の殺虫剤で誰でも実施できるものの、なかなか効果が得られない難しさがあります。
しかも、最近は殺虫剤を使用したくない・又は使用できない環境も増え、駆除が困難となるケースが多くなっています。
昨今の新しい技術ではそうした社会のニーズに対応し、殺虫剤のように飛散・流出しない食毒剤や、IPMの考え方を基調として、ゴキブリが生息できない環境作りを徹底するなどの手法が用いられています。

IPMとは「総合防除」の意味で、
「総合」とは、様々な防除対策を組み合わせて行い、薬剤偏重による環境への悪影響を低減すると共に、より効果的な防除を目的とした手法です。
具体的には、予め防除対象生物や場所ごとに「維持管理基準」を定め、事前調査により問題点や維持管理基準を超える場所をその都度見定め、状況に見合った最適な防除対策を実施し、実施後にはその効果をきちんと判定します。

1.食毒法による駆除

各種殺虫成分(ヒドラメチルノン等)を含むペースト状の食毒剤を、ゴキブリの集合場所に塗布し、それを食べさせることで駆除する方法です。
ペースト状の薬剤は飛散する危険がなく、什器器類の下や裏などの物陰に塗るだけなので安全で、24時間営業の飲食店などでは、営業中でも施工できるので非常に重宝されています。
簡便・安全・クリーンな点で、現在最も主流になっています。

2.薬剤に頼らない駆除

社会の流れはレスケミカルとなって、殺虫剤に対する強い不安感があります。
そうした要望に応えるべく、ドライアイス粉末を利用して瞬時に凍らせて駆除する方法や、従来の捕獲トラップとは比較にならないほど、捕獲能力の高いトラップなど、色々と新しい技術が開発されています。
しかし、それらはまだまだ発展途上で殺虫剤の効力には追い付いていません。今後は、化学薬品を使わない技術がさらに発展するものと思われます。

3.IPMの考え方を基調とする環境的駆除法

ゴキブリは人の住処に侵入し、人の食事や生活で出るゴミを餌として繁雑Lます。
すなわち人に頼って生活しているわけで、これは意図せずに人が飼っているのと同じです。
人間側がこれを意識し、ゴキブリに住処を与えない、餌を与えないようにすれば、彼らは自然にいなくなります。
ゴキブリがいるから殺すということではなく、元々生活できない環境を作り上げることを重要視するのが、IPM(Integrated Pest Management = 総合防除)の考え方です。
しかし、これは現代社会となるずっと以前から提唱されていることで、すなわち、ゴキブリの好む調理場や水回りの整理整頓・残飯など餌となるものの徹底的除去・住処になりやすいところを取り除き、彼らが住めなくすること、いわゆる清掃と片づけの徹底です。
IPMではこの古くからの手法を第一義とし、その上でその環境に適した殺虫剤を効果的に最小限利用することによって最大限の効果が期待できる、としています。
今も昔も、お掃除をしないでゴキブリをいなくすることは不可能、ということなのでしょう。